〜華side〜


私が教室に入ると、女からの嫉妬の視線を嫌なぐらい感じた。

別に気にしてはないけど。

そんなことを思っていると、前から異様なぐらいの怒りのオーラを感じた。

その方向を見てみると、零が悪魔の微笑で私を見ていた・・・。


零『華・・・今までにあったことを全て聞かせてもらうわよ・・・?』


華『あ・・・はい・・・。』


そして私は銃で撃たれて長い期間眠っていたこと、狼との出会い、そして、今は狼の家にお世話になっていて、狼と付き合っていること、全てを話した。


零『馬鹿・・・本当に心配したんだからね!?』


華『ごめんなさい。』


零『でも、無事で本当によかった。』


華『ありがとう。』


零にはたくさん説教され、しまいにはいい加減携帯を買えと言われたので、今日狼に頼んでみようと思った。

これ以上零を怒らせたくはないからね・・・。