〜狼side〜


俺はついさっき華を学校に送り届けた。

華を妬ましく見る女共と華を下心丸出しで見る男共に殺気を含んだ睨みをきかせて俺はその場を後にした。


深夜の華の怯え方は尋常じゃなかった。
華の泣き叫ぶ顔と声がしばらく俺の頭から離れなかったぐらいだ。

改めて華を救いたいと思った。


駿『若、変わりましたね。』


不意に駿がそう言ってきた。


潤『変わりすぎだよなー。こんな若みれると思わなかった。』


二人が言うように俺は変わった。
全て華のおかげだが。