〜狼side〜


俺達の言葉に涙を流した後、泣きつかれたのか眠ってしまった。


陵『寝ちまったのか?』


狼『あぁ。』


陵『いい女見つけたなほんとに。ただ…光がない。』


香『そうね…過去が原因かしらね…。』


狼『華の感情は俺が取り戻す。笑顔も。絶対手放さねぇ。』


陵『お前、変わったな。』


狼『華のおかげでな。』


俺はそう言いながら華の頭を撫でた。


陵『今日はこのまま泊まってけ。組員にも紹介しないといけないからな。』


狼『あぁ。』


その会話を最後に俺は華を抱き上げ部屋を出た。