翌日 朝

私たちは5人で朝食をとっていた


「そういえば結斗、お前身長高いからって、牛乳飲まねえのはよくねぇよ?」


「俺は水かトマトジュース、それか血しか好まなくてね」


「ああ、そうだよね。これから用意してもらおうか?」


「え......?景ちゃんの血?おいしそうだね」


「それは痛いです」


「てめえのでも飲んでろよ」


「......(もぐもぐ)」


うん.....

やっぱり、出逢って三日目でこの仲の良さとは予想以上だ

今日も胸を張って
親に寮の報告が出来そう



そんな清々しい気持ちで、私は今日のスタートを切った



それから私たちは寮をでて、各々の教室に向かった


教室に入ると、相変わらずライの周りには女子が数人集まる


が、


それをスルーして私は自分の席に座った


昨日ああは言われたけれど
無理に関わってトラブルがあるよりは賢いと思うのだ


「おはよう、笠上さん」


第一、話しかけたところでライのファンその7くらいになるだけだし


別に、ライのファンとかじゃないし


「あのーー、笠上さん?」


「!!」


私は声をかけられていることに気がついて、あわてて後ろを向いた