私、鷹野 紗季。 45歳。中学三年生の娘と小学五年生の息子がいる。 普段とても可愛い子供たちだが、あるときだけは、とてつもなくめんどくさい存在となる。 そのある時とは、 朝である。 毎朝、私は娘、息子、夫の順で起こす。