……見られてる。


ものスッゴイ見られてる!!


「ちょっと湖柚、私と猫っちにくっつきながら歩くのやめてよ」


「動きにくいんですけど、風家さん」


「そ、そんな事言ったってぇぇ~~~~…」


ピッタリと背中にくっついて離れようとしない私に呆れた表情を揃って向けるのは、己園と七智。


呆れられても何されても、私は2人の背中から離れられなかった。


「ねぇ己園、やっぱりスカート丈短過ぎるよ……」


「なーに言ってるの!!つい昨日オシャレして学校行くって村星君と約束したのはアンタ自身でしょ。初日から破っちゃダメよ!」