ケータイ小説 野いちご

好きなのはお前だけ。~年上幼なじみに背伸びな恋~

2*stepup
お前のことは

(遼side)



何なんだよもう。



髪をくしゃっとかいて、リビングに戻る。



俺の前にいた奴は、たった今いなくなった。




それは、やっぱり俺がキスしたからだ。



あいつに。



ガキだと思ってた───……。
ガキなはずの───……。



茉音にキスしたのはなぜかわからない。



おかしいんだ。



あいつが俺についてくるから。



鬱陶しいはずなのに、キスしたのは…。



俺もあいつも、どうかしてる。



茉音を追いかけようとしたが、諦めた。



多分、顔も合わせてくれないから。



俺、茉音に嫌われた可能性もある。



それならそれで…俺は相手にしなくていいんだし、楽だ。



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