☆知紗side☆





「・・・どういうこと?」

「だから、別れてほしい」

「え?」

「ゴメン突然。
でも俺じゃ知紗を幸せにできないみたい」




力なく笑った恭真は、行ってしまった。




残されたチサは、その場に放心状態。






って、

えええぇぇぇぇ!?



何でいきなりフられているの!?

信じられないっ・・・!




チサはヤンキー時代に鍛えた足で、恭真を追いかけた。




しかし時すでに遅し。



恭真はさっさと車に乗り込み、行ってしまった。