──ドカっ!バキッ!ガッ!



繁華街の建物と建物の間、そんな人目のつかぬ場で1人の男に寄って集ってた不良と思われる3人の男がいた。



それを見ていた者が一人。


その者はその4人のところへ近づいていく。


すると1人の不良が気づいた。


「なんだてめぇ。一緒に殺られたいのか?」


するとその者は馬鹿にするように鼻で笑った。


それが気に食わなかったのか、不良は殴りかかった。



しかし、それが当たることなく避けられ、代わりに鳩尾に一発くらった。


それを見ていた他の2人も殴りかかったが、先程と同様に返り討ちにされてしまった。




「お、お前まさか...

蝶姫?!」




殴られても唯一意識があった奴が問いた。





その問いに答えはしなかったが、代わりにその者はニヤリと不敵に笑ってみせた。