後れ居て 恋ひつつあらずは 追ひ及かむ 道の隈廻に 標結へ我が背 ―――――・・・・。 とり残されたまま お前のことを想ってるなんて、俺は嫌だ。 追いついてみせる。 どっかいくなら、道に目印でもなんでもつけとけよ。 真っ赤なマフラーとか、カラフルな単語帳とか。 わかったか? お前がいればそれでいいんだ。 ・・・・・ちとせ。 【今日も端っこ、待ち合わせ。】