タカヤに会った日から、


1日、1日が、、、とても、長く感じた。


それはきっと、、、


タカヤがみんなに会いに来る日を、待ち望んでいたからだと思う。


そして、、、タカヤの出所の日。


その日は、、、とても天気が良かった。


空を見上げても、雲1つなく、どこまで続く、、、青空だった。


タカヤのことは父親が「迎えに行く」と、言っていた。


「姫、機嫌よくない?」


その日の昼休み。


咲が、あたしの様子を見てそんな言葉を掛けて来た。


「ちょっと、、、ね?」

「何、超キモイだけど」


咲からそんな冷たい言葉を貰ったが、その日のあたしは、、、特に、気にならなかった。


「で、走るコース決まった?」


咲はそんなあたしから、陽向たちに声を掛ける。