ケータイ小説 野いちご

sky weep day~空が泣く日~

過ぎた時間

サクラが咲き始めた、4月。


あたしは、あの場所へと向った。


たった1人の兄、タカヤに会うために、、、


そこはセキュリティーも万全で、入るまでにいろいろと時間掛かった。


案内された、面会室。


部屋の中に入ると、ガラス張りの壁で区切られていた。


こんな所で、タカヤは生活をしているんだ。


きっとあたしが思って居る以上に、大変で辛い暮らしをしているんだろう。


椅子に座って、ガラス越しにタカヤが来るのを待つ。


__ガチャッ__


向こう側のドアが開く。


そこから、囚人服を身に纏ったタカヤが入って来た。


タカヤはあたしの顔を見て、驚く。


「ひなた」


そう、あたしの名前を呼んだ。


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