翔梧とは……あれからどのくらい話してないだろう？
学校からの帰り道一人ぼんやりと考え事をしながら歩いていた。
なんとなく前を見ると、翔梧の姿があった。
友達とふざけあっている姿をみて、あの頃のことを思い出していた。

-----***-----***-----***-----***-----***-----***-----***-----***-----***-----***-----

昔はたくさん悪口言い合って、たくさんケンカしてたよね？
でもね､たまに見せる翔梧の優しさに私はいつの間にか恋に落ちていたんだと思う。
翔梧に会ったら言おうとしていた言葉……たくさんあったのにな……
私は話しかけることも、目を合わせることも出来なくなっていたんだ。
本当にこれを恋と呼んで良いのかな？