暁人side

「親父、もうすぐで若がおつきになられます。」

そう俺達に知らせてくれたのは、俺の右腕の健人。

俺の組の組員は、みんな俺を親父とよぶ。

組員は俺の家族どうぜんの仲間だ


「きゃぁぁぁぁぁぁあっ!!」


奇声をあげたのは妻の絵里。

「暁人さんっ!私にもいよいよ娘ができるのねっ!!」


俺達の間には長男の爽と次男の彼向がいる。

だが、どちらも男でな…