零夜が来ると嘘を言ってから2週間後を過ぎた水曜日、突然零夜が病院に来た。



零「俺と幼馴染やめてくんない?」



零夜の突然の言葉に一瞬言葉を失った。



千「なっ、何で?」



零「彼女の麗華が、俺に幼馴染がいるのか?って話になって千沙と幼馴染だって言ったら縁を切ってって言ったから。」



千「……、彼女に縁を切れって言われたからって、はいそうですか!って簡単に言わないでよ!」



零「は?俺は、お前なんかより麗華が好きなんだよ。歩けないお前と居たら、遊園地とか行けねぇーとか嫌だし。」



千「…っ。そーだね。今まで、幼馴染で居てくれてありがとう。」



零「…あぁ。じゃぁな。」





私は零夜が病室を出て行った後、涙が枯れるまで静かに泣いた。