【想乃side】
駆琉と付き合ってて思ったことが一つ。
男の子って、カラダだけ!?
カラダってゆうか……そうゆうこと求めて付き合ってるの?
駆琉に至っては、デリカシーの欠片もないし!!
初めてで悪かったわねっ!
駆琉は違くても、あたしにとって駆琉は初カレなんだよ。
だから全部が初めてなのに……。
あの夜から、駆琉が家に来ても少し険悪ムード。
あたしが勝手にいじけてるだけなんだけども…。
大人な対応する駆琉にも、少しイライラ。
考え方が子供なのかな……あたしって。
「はぁー………」
憂鬱な夏休み明けの学校。
教室のど真ん中で騒ぐ、派手な女の子達のグループ。
ちょっと憧れてる……。
まず、あたしはこの高校に女友達がいないもん。
学校で話した女の子は、イジメてきたギャル集団だけ。
虚しい!!
その時、トントンと優しく肩が叩かれた。
反射的に後ろを見ると………