「あんたは約束してから3日もしないうちに同居のことバラすつもりかよ」



「……すみませんでした」



ただいま、あたしは相ケ瀬くんの部屋でお説教中。



ベッドの上で壁に寄りかかって座っている相ケ瀬くんに対して、あたしは正座まではしないけど体育座りで縮こまる。



「まさか他の人にはバレてねぇよな?」



「今回はすぐに気付いたから大丈夫だと……」



でもさ!確かにちょっと油断したあたしもいけないけど、それは相ケ瀬くんも一緒じゃない?



一番やっちゃったのはあたしじゃなくてお母さんだし。



相ケ瀬くんにバレないようにちょっと睨んでみると、その視線に気づいた彼は「何か言いたいことでもあるのかよ?」と言ってくる。



「な、何でもないでーす……」



あたしはそう言ってまたグッと両腕を抱えて縮こまるしかなかった……。