男1「ヒィッ…く…来るな!…」

おぼつかない足を懸命に動かす男とニヤリと笑いながら、金色の瞳を揺らし男を追いかける少女。

男1「クッ!」

ダンッ!!

石につまずき転んでしまう哀れな男。

男1「く…来るなぁあぁぁああっ!」

男は叫ぶ

けれども、少女は男との距離を縮める。

そして、ガクガクと全身を震わす男の耳元で静かに呟いた。

?『ねぇ…あなたの血を頂戴?』

男1「ぅ…ぁ……」

暗示にかかったのか、大人しくなる男。