「聖恋です」 インターホンを押し、来たことを告げる。 あいつの家で勉強をし始めて、五日が経って、テストまであと一日というとこまで迫っていた。 家に行って知ったことは、あいつが一人暮らしで料理が得意だということ。 そして、学校の先生よりも教え方がうまい、ということ。 たまに、見とれちゃって話し聞いてないときもあるけど、 ・・・それはあたしだけの秘密。 「上がって」