「って、俺の話なんてどーでも良いじゃないですか!」




これ以上私に聞かれないよう、澪鵺は笑う。

無理して笑っているようには・・・見えない。




「ところで、そろそろですよね。夕ご飯」

「あ、そうかも」



夕ご飯は確か、6時とか言っていたよね。




コンコンッ



すぐに聞こえたノックの音。




「はーい?」



扉を開けると、花菜と知紗、それに恭真と久保田くんもいた。



「夕ご飯、行こうよー」

「チサお腹空いたー」

「レイも行こう」

「夕飯、ウナギ出るかなァ?」



久保田くん、ウナギ好きなのかな?

海が近いから、海産物は出るだろうけど、ウナギは・・・。



思わず私はふっと微笑んだ。