ケータイ小説 野いちご

片恋シリーズ~鎌田公一編~

鎌田公一 
最後の告白

 電話を切ったあと、すぐにメールをもらえるものと思っていた俺は、肩透かしを食らわされた。
 待てども待てどもメールは届かなかった。
 毎日のように携帯を気にする俺に、
「かまっちゃーん、その子にいいように遊ばれてるんじゃないの?」
「そんなことはないと思う」
 ハルの問いに即答したけど、それは直感であって確信ではない。
 御園生が人をからかったりする人間じゃないことはわかっていて……。だとしたらどうしてメールをもらえないのか。
 その疑問は、考えても考えても答えが出なかった。
 十二月になり期末テストが終わる頃になると、自分の中に諦めの気持ちも芽生え始めていた。
 でも、最後に踏ん切りをつけたくて、何かいい方法はないかと考えているところにまっさらな年賀状が目に入った。
 もう一度、自分のメールアドレスを添えて出してみよう。それでメールが来ないなら、そのときこそは諦めよう――。

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