僕は人間の子供さ
僕たちの
町に
ある日 急に
巨人がやってきた

ずっと
昔から住んでいたのに

その巨人は
何の抵抗もなく
2階建ての家や
マンションを
ある時は
大木で叩いて
壊して
笑いながら
「うわぁ~ たくさん人間が 出てきたぞぉ~」 と言いながら
踏みつけたり
もっとヒドイ時は
変な機械で
大きな音を立てながら
次から次へと
僕たちの家を壊した

そして
僕たちの住んでいる
家も何もかも
なくなった

巨人は
もともと僕たちの家が
建ってた場所に
空を突き抜けるぐらいの建物を建てた

そんな建物を
たくさん建てられて
僕たち人間は
住む場所を追われた
スーパーやコンビニも
なくなって
食べる物もなくなった
中には勇気を振り絞って巨人の住む場所へ
降り立った奴が
いたらしい
巨人と出くわし
怖くて思わず
手に持った鉄砲を
撃っちゃったんだって
巨人の腕に
当たって
巨人は凄く痛がって それから 人間は
危険な生き物って
決めつけられた

それから
巨人は人間を見ただけで得体のしれないガスを
まいて沢山 殺した