がさっ!

バイトの帰り道、一週間程前からあとをつけられているような気配はしていた。

でも、ドウすることもできず、放置していたら、この有り様だ。

かれこれ、20分位ストーカーされている。

誰か……!!








「あれ?藤野?」


「あ…」

そこに現れたのは、


笠松さんだった。

隣には梢さんもいる。


「たっ、助かったー」

「えっ!?わっ!どないしよったの?!」

梢さんは、吃驚したためか、地元の方言が入っている。

笠松さんと梢さんから、事情を聞かれ、私は仕方がなく話したのだった。