ケータイ小説 野いちご

君と願ったたった一つのもの

好きな気持ち



あの日から、佐野先輩の事が頭から離れない。





どうしよう。





二つも上の先輩を好きになってしまった





先輩を好きになるなんて初めてで。





正直どうしたらいいのか、分からない。





「ねぇ、陸登」





「なんだよ…改まって…キモいぞ」





「なっ…失礼ねぇ」






昼休み、私は陸登と屋上へ行く。






「で、なに⁇」





「あ、うん。あのさ、年下って…陸登からしたらどう思う⁇」






正直、年下の女の子を男の人はどう思うのだろう。






「は⁇年下⁇」





「うん…年下の…女の子…」






陸登は紙パックを加えたまま、んー、と考え込んだ。






そして






「どうだろな。俺的には…やだ」





「えっ‼︎⁇どうしてっ‼︎⁇」





「なんでって…なんだろ…俺基本、タメじゃないと無理」





「…やっぱそうなのかな…」





「ん、後、めんどくさい」





「…そうだよね…やっぱ…」






佐野先輩もそんな事、思ってるのかな。






「って‼︎自分から聞いといて何しょげてんだよ‼︎ありえねー」





「しょげてなんかない‼︎」





「分かるっーの。何年一緒にいると思ってんだ」





「それは…」





「昔から、お前はすぐ顔に出る。俺以外のやつがみても絶対、分かられる」





「そうかな…」






顔に出てるって…。






「好きになっちゃった⁇あいつの事」





「な…なわ…」





「嘘つかなくてもいい。分かるって」





「…もうっ。シーだからねっ‼︎」





「へいへーい」






適当な返事をする陸登。






本当、分かってるんだか。






だけど陸登はやる時はやる人。






こう見えて、ね⁇






実は超モテてて呆れるほど。






それは昔から変わらない。






変わらないものは、皆あるよね。






私にも…。






佐野先輩にも…。





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