寝室の窓にかけられたピンクのバラ柄の遮光カーテン。


その僅かな隙間から差し込む爽やかな朝の光で目が覚めた。


一目ぼれして買った優雅な装飾のアンティーク風ダブルベットはさすがに寝心地抜群。


まだ真新しい匂いのするフカフカでふわふわの布団の中から、手だけをのばして頭上の目覚まし時計を取った。



…6時。



両手を広げて体を思い切りのばして上体を起こす。



「ふぁ~~~」



すがすがしい朝

のはず…?



ん……………


んと…………?


あれ???


何かが違う。