「泉李ーッ!」 イスに座っている泉李目掛け猛ダッシュで近付き抱きつく。 「お前…。」 「何で先に行った?そのせいで俺大変な目に遭ったんだぞっ!」 思い出したら何か涙出そう…。 思わず首にまわしていた腕に力が入る。 「知るか。首締めんな、バカが。離せ。」 「ヤダ…。」 くそぅ。 パンダ香水を泉李にもつけてやるんだからなっ。 グリグリと肩に顔を押し付ける。