「__はぁ。」

僕は今、土方の部屋にいた。

もちろん、任務の報告のためにだ。

なぜ、一人かと言うと

『ごめん、神季君!僕達巡回があるから……』

『昨日の報告頼みました。』

という風に、二人にはめられたからだ!

とりあえず、昨日の事を全て話す

土方は、ため息だけをはくと黙ってしまった。

しばらくの間沈黙が……

とは、ならなかった。

ドタドタと、こちらに走って来る音がした。

多分、平助と

「土方さん!」

原田と

「あいつが帰って来ました!」

永倉

「早く来てくれ。」

だろう……というか、だっただな。

「おめえらうるせぇーよ!そして、主語を言え!主語を!」

「だから、あいつが来たんだよ!」

土方の注意が伝わらない、永倉。

土方の長い説教が始まるのか?と思っていると。

グイッ

いきなり、袖を引っ張られた。

「神季、とりあえず来いよ!」

「え!」