とある郊外
いつもの様に
街中をフラフラ歩く
ノラネコ

それとは真逆の
飼い主の目を盗んで
家から出てきた
カイネコ

ノラネコが
いつもの様に
フラフラと歩いているとノラネコの前から
キレイな白い毛を
なびかせたネコがやってきた

ボサボサの毛の
ノラネコは珍しい奴が
いると思い
その白いネコに
話しかけた

「よぉ~君 あまり、見かけない顔だけど いつから移り住んだんだ?この街に?」

すると白い毛のネコは 「やあ こんにちは。街?僕は、産まれた時から人間に育てられてるんだ。だから タマに主人の目を盗んで家を出るから この街しか分からないよ」

そんな言葉を
聞いたノラネコは
白いネコを不憫に
思いました
「そうか~ おいらは この街のハジからハジまで知ってる。紹介してやるよ」
しろい毛のネコは
すごく喜びました

ノラネコと
しろい毛のネコが
来たのは
たくさんの
魚が水揚げされる
港です

「ほら あそこで 人間達が うまそうな魚を たくさんとってるだろ。人間は 魚の頭と骨を捨てるんだ。その頭と骨が旨いんだ。腹へった時は いつも食べにくるんだぜ。でも 見つかると 人間達は 怒るんだよ。食べたいだろ?」