夏休みは、唯とお出かけをしたり、一真の家にちょこちょこ遊びに行った

がんばって忘れようとした

祐介には莉子ちゃんがいるから…

でも、夏休みが終わった今。


わたしの心は夏休み前と同じだった…

私はあれ以来、莉子ちゃんも避けるようになった

これって、逃げてるだけだよね…
分かってる…


でも、怖いんだ


「よし、二学期になったし、席替えするか!」
担任の先生がいった

クラス中がきゃあきゃあと騒がしくなってきた




私の席はと言うと1番後ろの真ん中。
隣誰だろう
少し期待して、席に座る


「…愛菜」

え?
名前を呼ばれた気がして隣を見る

「…祐介。席、ここ?」