腕からは未だに
紅い血潮が溢れています。

突き刺さったかけらさえ、
プリズムちゃんに
寄り添うために必要なのです。

プリズムちゃんへの想い以上に
血潮が激しく溢れようとも。

そして、知ったのです。

誰かを愛するとは、
命を飲み込むほど大きな気持ちを伴うと。

それでいて、
命を包み込むほど
大きく偉大だと。