「桃香~いま何時ー?」 「12時ちょっと前~」 結奈ちゃんの質問に答えながら、荷物がいっぱい入って重くなったバッグをついた部屋に投げ込む。 「はぁっ…重すぎ!」 愛華ちゃんがそう言ってふかふかそうなベッドにダイブする。 どのくらい重いのかな? 試しに愛華ちゃんのバッグを持ってみると、あたしのとは比べものにならないくらい重い。 「あ、愛華ちゃん……なんでこんなに重いの?」