涼介 Side.

カチャ


「ハァー、もう8年経ったか
長かったな…


俺の名前は、佐々木 涼介
今はロケットに入れた写真を眺めている


「何々ぃ??涼介またその写真
見てのぉ??」


うげぇっ!こいつは俺のダチの直樹
超、チャラ男だ…


「その子可愛いよね!妹さーん?
てか、ロリコン?」

「ちげぇよ!もう8年前の写真だ」

「8年!何でそんな写真ずっと
持ってんの?」

「昔仲良かった幼馴染だ。8年前に引っ越したけどな」

「ふーん、で涼介はその子が好きだったてことね」


なっ!!!!


「ち、ちげぇ!!!」

「じゃあそーゆーことにしとこうかな」


いや、好きだったけども…
初恋だったけどもよ…


「あ、涼介!ねぇ、知ってるー?昨日ね四天王神(してんおうしん)の女王神が初めて族潰しに動いたんだってー」


こいつは、幸斗そこら辺の女子より
100倍可愛い…いや!それより!


「女王神が…!?」

「うん!初めてだよね!
僕、死ぬ程ビックリしたもんねー」