朝、差し込む日差しの眩しさに目を開ければ、少し大きめのベッドに一人横たわっていた。 隣に目を向ければ、いつもはいるはずのそこには誰もいなく、温もりも感じられない。 いったい何時まで寝てたんだ…と時計を見れば、既にお昼をまわっていた。 「あー………」 寝過ぎてなのか、だるい体を引きずりながらリビングへと向かう。 腹も減ったし、莉乃に何か作って貰おう。 けれどもそこには莉乃の姿はなく、家全体が静かに佇んでいた。