15分位して家のインターホンが鳴る。


「親父、後の方全員おいでになりやした」


組員が告げる。


それと同時に誠たちの背筋が凍る。


『べ、別に緊張する事ないよ?……ほら!怖いって言われてた人たちは揃ってるし!!』


「う~!!麗華!今何を話しかけても慰めにはならん!」


ムードメーカーのはずの虎太郎に言われてしまった。



「こんちわー」

「よ!」

「どうも」

「やほ♪」


色んな挨拶が飛んできた。


席に着くなり皆の目が点になる。



「「「なんで、現役いんだよ」」」


真顔で全員に言われた。