私は生きちゃいけないと思ってた。
だって生まれ持ったこの病気
神様が私に授けた心疾患という病気
これが私の運命_____
ずっとそう思っていた。
だってそうでしょ?
この世に生まれてくる人々は私だけじゃない。
なのに態々私に病気という荷物を一緒に背負わせこの世で生かしたんだ。
最初は私だって神様を恨んだ。
生きたい、そう願ったよ、
でもある日、当時小学4年生だったあの日。
中学2年生になったら手術を控えていた。
その手術に向かってお父さんは必死に働いてくれた。
お母さんも主婦として許される限りパートで頑張って稼いでくれた。
そんなある日、病院から1本の電話がかかってきた。
お母さんはいつも通り私のことでかかってきたのかと思い電話に出た。