コンコン____
「はーい」
中からは明るい声が聞こえた。
「こんにちは」
「先輩・・・・・・。お久しぶりです」
俺の訪問に驚いている彩羽ちゃん。
「どうぞ」
近くの椅子に促され、腰を掛けた。
「調子は?」
「問題ないです」
「俺が来て吃驚(びっくり)したでしょ」
「はい。碧琉先輩に聞いたんですよね?」
「ごめん、俺が聞き出したんだ」
「謝らないでください。何時までも隠せませんから」
本当なら言いたくなかったんだろ?
今だって無理して笑ってる。
こんな笑顔誰が見てもそう思う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…