ケータイ小説 野いちご

絶対的愛情

☆☆




一目惚れ。

科学的に証明されていて、脳の扁桃体で恋をする、本能的なもの。

それはまさに目の前にいる彼女の事だ。


一般的に男性に多くみられる傾向だが、最近よく耳にする『肉食系女子』だからなのだろうか。


朝から晩まで研究に入り浸っている僕は、個人的にすごく興味はある。


「あ、お休みの日は眼鏡なんだ?」


「えぇ、顕微鏡を使ったりする時に邪魔なので普段はコンタクトレンズです」


「コンタクトもいいけど、眼鏡も素敵!」


今頃、彼女の大脳皮質は…


ああ、これは自分の悪い癖だ。


日曜日の昼下がり。研究所近くの公園に連れ出された僕は、ベンチに座って彼女の質問に淡々と答えていた。



.

< 9/ 70 >