私はスティーラ・モレン
この小さな街で暮らしている。




「スティーラ。今日も狩り行くの?」




「狩りって言い方はやめて。
私は、くだされた命令にしたがって
行動しているだけ」




この人は同僚のカリス・シーラ




「それより、カリスこそ。
狩り…命令にはしたがうの?」




「んー…そうね。気分転換だし
行こうかしら」




「気分転換って…それを
団長が聞けば、怒鳴るよ。
そんなんで戦いに出るなってね」




「んー、そうね!ま、いいじゃない。
団長とか打ち解けられる仲なんだし
それに、バレなきゃいいんでしょ?」




テキトーだね、カリス。




あ……ちなみに私らの仕事は
この小さな街にも出てくるし
都会にも出てくる大きな怪物と
戦闘すること。




この仕事は結構みんなには
好かれている。




決して自分からやろうと
思う人はいないけれど……




私は昔からこういう戦闘系に
憧れていて、戦争時代に
生まれたかったなと思ったこともある