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「つっかれた。」
そういってふかふかのソファに沈み込む私は、当たり前のように隣に座る明日翔にもたれかかった。
あのあと事務連絡をしていたみたいだが、さっぱり意味がわからないのだ。
ここにいるからには、説明してもらわなくちゃ。
「とりあえず、色々説明してくれない?
わけわかんないままおいてけぼり食らうのイヤなんだ。」
雪ちゃんが出してくれたジュースからイチゴオレを抜き取ってストローを指すと、私はそういった。
「ゆかり、顔に似合わねーなぁ。
ブラックコーヒーばっかのんでそうなのに。」
イチゴオレをすする私にそういった義経君を睨みつけると、うるさい、と悪態をつく。
「いいこと教えてあげる。
人を見た目で判断すると、痛い目見るわよ。」
そう言うと、意外にも義経君は首をすくめて黙り込んでしまった。
さては過去になんかあったクチだな、ざまぁみろ。