ガタガタガタ…


「………」


ガタガタガタガタ……


「………」


ガタガタガ「あああっ!!もうーーーーっ!」


いきなり梓灯が大声を上げた為、教室にいた皆がビクッと一斉に肩を揺らす。


「アンタいつまでガタガタ震えてるの!今は7月!つまり夏なの!毎日具合悪くなりそうになる位暑いのに隣でガタガタされると、イライラするからやめなさい!!」


「ま、まぁまぁ梓灯…落ちつけよ」


鬼みたいに頭から2本のツノを生やして怒る梓灯を、郁史が恐る恐る止めていた。


だけど私はいつもは怖いハズの怒りモードの梓灯が、全く怖くない。