芽衣子は1-4の教室に入った。

「お前、もう保健室には行くな。教室に来い」

この前の最悪な日、最後にそう言い残された。

逆らうと何されるか分からない。

昨日のお酒でまだ気持ち悪かったが、学校に来ないと殺される…

そういう思いが強かった。

「芽衣ちゃん、大丈夫?身体。目、ヤバイけど」

私の異変に気付いた学級委員の野原さん。

「大丈夫。ありがとう」

私は半端なくやつれていた。