ケータイ小説 野いちご

モテるんは俺の趣味やっ!

かなんやっちゃ。








たっちゃん号泣事件の翌週。



今週は、学祭だ。





水曜日の夜に前夜祭が行われ、木曜日は朝から夜まで各サークルや色んなゼミによる出し物や露店で賑わった。




そして、今日ーーー金曜日は、学祭の最終日。



昨日と同じように露店が立ち並ぶメインストリートを抜けたところにあるステージで、フォークソング愛好会のライブが行われる。





あたしはリハーサルが始まる一時間ほど前に学内に入り、メインストリートの露店をひやかしながら歩いていた。




イカ焼きやたこ焼き、焼きそばに牛串といった定番のものから、アイスクリーム天ぷらやわさびソフトクリーム、激辛ハバネロ致死量カレー(あかんやん!)などの変わり種まで、多種多様の食べ物が目白押しだ。




どの店にも、テンション最高潮な感じの客がたくさん群がっている。




さらに、奇妙なコスプレに派手な看板を首から下げてけったいな格好をした客引きたちもあちこちを歩いていて、いかにも学祭らしい浮かれ具合だ。






寝坊したせいで朝ごはんを食べ損ねて空腹だったあたしは、とりあえず何か食べようと付近を物色する。



並ぶのが面倒だったので、いちばん不人気らしい露店の、短い列の最後尾に並んだ。






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