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【完】魔法科市立高校

第10話 封じられた記憶・闇の過去




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───…



『藤星くん大丈夫だった!?
………ら、蘭も大丈夫?』



少し震えている千尋。



『凄いザマだな…』



血が広がって、生臭い臭いに顔をしかめる集。




『………』



何も言わない春樹。





一番真剣な表情をしていたのは圭だった。


さっきまで、私を見て震えていたのに…




『蘭……キミは……昔の通り名は來、殺人鬼として何年間かやってきて、

それから今は、No.1星華貴族なんだね』



『…ええ、そうよ………
そうね……みんなには私の昔知っておいてほしいわ……

……集、千尋、春樹、圭………私の昔話聞いてくれない?

別に聞いた後で私を侮辱してもいいわ。どんな卑劣な言葉でも全て受け取る』



私がそう言うと圭が口を開いた。



『どうして、全部受け止めるの?』



『だって、もう過去には戻れないもの。
それに私がしてきたことはどんなに言い訳を付けたって、

事情があったって、人殺しは人殺し…よ。
だから私は全てを受け止めるわ』



『…そう』



圭が少し下を向いた時、


私は話を始めた。








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