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「莉子っ!!」




「あ、ごめんね…。急にいなくなったりして」




「本当だよ!もう…心配したんだからね?!」



「うん…」




菊野さんと別れた後、私は班のところへ戻ってきた。




戻るともう自由時間だった。




千夏は少し怒ったような顔をしていた。




「なーんてねっ」




「え…」




「怒ってないよっ!その…気まずかったもんね」




千夏は申し訳なさそうに上目遣いで言ってきた。




私はなにも答えず千夏に小さく笑った。