「とりあえず、そのセーブポイントの人形とか、


ニセモノのヒントをくれるぬいぐるみ?っていうのを探そう…」




勝本君が、そう言った。




「そうだね…確かに、セーブしていれば、


万が一、ニセモノと勘違いされて殺されたとしても、


死なない訳だし……」




綾も、ぶつぶつと呟くように言った。




「綾……もしかして、ルーっていう人の言う事、信じてるの!?」


「信じたくないよ……信じたくないけど……。


野村君が……死んじゃったんだよ…………………!?


従うしか……、ないじゃない……」




確かに、そうだけど……。


うん……。




「そう、だね…」




仕方なく、私達はそのセーブポイントの人形を探す事にした。




「人形を見つけたら、すぐに皆、セーブして。


セーブしたら、すぐにまだセーブ出来ていない人に、人形の場所を教えるんだ」




勝本君が、皆に向かってそう言った。