皆さん初めまして。森沢結羽です。
野いちごに初めて掲載させて頂いた思い出の作品。
ずっと後書きを書いてきませんでした。

この小説の中には、当時の私の苦しい思いが沢山沢山、詰まっています。
逃げ出したい事が多過ぎて、でも逃げられない日々の中、本当は自分が何になりたいのか…を
つき詰めて考えた作品です。

たった2日で書き上げたので、原作にあたるノートのものとは、後半話が少し違うんですが、
それでも今でも、私の気持ちを代表する大切な作品です。

これを書きながら、自分が一番したいことは何だったのか、なりたかった夢は何だったのかを思い出しました。
長年止めていた執筆活動を再開しようと決めたのも、この作品が書けたから。
ここが原点。
迷ったらいつも、この作品に戻るようにしています。

吐き出したくても吐けない苦しさを、読むことで受け止めてくれた読者の皆様に
感謝の意を込めて…

『ありがとうございます。この作品を読んで頂けた、それだけで幸せです』

……今後も真摯に執筆活動を続けていこうと思います。

いつかまた、お目にかかる時があったら、その時は違う私を感じて頂けたら嬉しいです。
それまでどうかお元気で。
また別の作品でお会いできるのを楽しみにしています。


2015年 6月24日 (WED) 森沢結羽

*小説の初掲載は、2013年4月頃だったと思います…