「さくら~。」


「おねーちゃん!」



放課後。

少し急ぎめで保育園にさくらを迎えに来た。



「先生、朝は急いでてすみませんでした。」


「いいんですよ。学校に遅刻したら大変ですもんね。」




少しだけ保育園の先生と世間話をし、

さくらの手を引いて保育園を出た。




「おうち帰るの楽しみ!」


「ごめんね。ちょっとだけ寄るところあるから、家に帰るのはそのあとね。」


「どこ?」



私はさくらににっこり笑いかけ、

また前を向いて歩いた。




おじさんが生活費も学費も出すって言ってくれたけど、

やっぱりおじさんに全部頼るのはよくないよね。




ということで!!

バイト掛け持ち!やってやる!!