『お昼休みにトイレに駆け込んだでしょ?それで出ようとドアを引いたら勢い良すぎて足にぶつかっちゃって…』




片膝を上げて痣を俺に見せて




『見た目ほどは痛くないんだけどね?』




そう言って少し恥ずかしそうに笑った。




しばらくは消えなさそうな痣の色。




痛くないって言うけど、やっぱり痛々しい。








自分の鞄を開けて、中をゴソゴソし始めた俺をまどかは不思議そうに見てきた。



『何探してるの?』




「ん…コレ貼っとけ。」




渡したのは冷え○タ。冷やせば少しか痛みも落ち着くだろ?




『祐介私にくれた以外にも持ち歩いてたの!?』




驚いた声をあげるまどかにただ頷く。