ギィー…
扉を開けるとまだ夏が始まったばかりなのにひんやりと空気が冷たい
「怖いよ~」
『みおんちゃん大丈夫?』
震えるみおんちゃんと手を繋ぎながらある教室に入った
「…よし!それじゃぁ始めよ~」
ウキウキしながらみいちゃんが言った
「一分たったらかけ声かけてね」
みいちゃんに続きれいちゃん、ゆうりちゃんが言って教室を出ていった
『行っちゃったね…』
「うん…なっちゃんも行っちゃうの?」
今にも泣き出しそうな声でみおんちゃんが聞いた
『一緒にかくれよ!』
「いいの?」
『うん!校舎広いし大丈夫だよ!』
そう言ってみおんちゃんの手を掴んだ
「なっちゃんありがと~」
そして私とみおんちゃんは二人で隠れる場所を見つけに教室を出た