ケータイ小説 野いちご

日本刀と青春

青臭い


狭い学校のベランダで、男二人で一服する。


頭の悪いヤンキーはトイレを占拠して煙草を吸っている。


先生が、たまに一斉取り締まりをするのはトイレだけだ。


分かっててもトイレから出るのは仲間外れになるから嫌なのかそれとも分かってないのか?


俺は、友達の一雄と二人でベランダに座って煙草を吸いながら話す。


特に何か大変な事や凄い事は起こりそうにない。


何処かの高校と最近揉めてる話しを一雄は、話すが俺には関係ないしくだらない事だった。


十七才が、こうも退屈で空しく過ぎて行くとは思っていなかったが、現実はそんな物なのだろう。


最初の煙草、最初のセックス、胸がときめいたが最初だけだった。


俺にとっては、煙草を初めて一人で買いに行ったときめきも初めてのセックスも同じような物だった。


慣れたら、そこには、胸のざわめきは無く怠惰に流されて行く感じしかなかった。





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